おやつの時間

ふと、目が覚めた。
確か、車を運転していて眠くなって・・・。
ここは病院だろうか。いや、見たことのないような部屋の作りだ。
死んだのか。ここはあの世なのだろうか。それとも何かに生まれ変わったのか。

人がやってきた。30代くらいの女の人だ。
日本人ではなさそうだ。言葉もわからない。しかし、えらく大きい。
次第に自分という物がわかってきた。果物なのか何なのか、何らかの果実であるようだ。
また人が来た。小さな女の子だ。娘なのだろうか。
異国人の見慣れない顔つきだが、かわいらしい。僕を見てピョンピョン跳びはねてる。
そうか。僕はこの子に食べられるんだな。

母親が娘に何か話しかけた。
娘はいっそう表情を明るくし、僕を摘み取った。
巨大な指は熱くて湿ってて、ちょっと柔らかい。

心の準備をする間もなく、僕は彼女の捕食する所となった。
大きな口がガパッと開く。子供と大人が交じりあった歯並みが出迎える。
ピンク色の門をくぐると、蒸し暑い空間だった。淡い生き物の臭いが鼻をくすぐる。
舌はブツブツとしているが、表面全体を唾液が覆っていてなめらかだ。気持ちいい。

口が閉じると、口の中が狭まって僕の体は圧迫された。
僕から色々な物が出されている気分がする。どうやら僕は吸い出して食べる物らしい。
痛いかと思ったが、そうでもない。口蓋と舌の強い刺激が、むしろ快感だ。
ある程度吸い出すと、今度は一気に唾を出して僕に浴びせる。
僕の中に彼女の唾液が染みこんでゆく。
もう一度体を圧されて吸い出されると、口の中の形が変わりだした。
とうとう僕を噛み潰して、飲み込むのだろうか。

飲み込まれる(→分岐1) 飲み込まれない(→分岐2)

(分岐1)
僕は口の横の方に寄せられた。上から白くて大きな臼歯が落ちてきた。
ガスッゴリゴリゴリ・・・。体を凹まされ、磨り潰された。
ここで死ぬかと思ったが、意識は残っている。
大量の唾液が降り注ぎ、僕の体はその中を泳ぐようになっていた。
やがて流れて、飲み込まれた。
すべすべつるつるした壁が全てを下に導いていく。
僕はこのまま女の子の胃の中で溶けて、取り込まれるのだろう。
次は、何に生まれ変わるのだろうか。
できればもう一度・・・。

(分岐2)
ちゅっちゅっと軽く搾られると、口が開いた。
指に尻を摘まれ、ずるずるっと引き出された。
満足げな女の子の顔と、ホカホカと湯気を立たせる僕の体。
どうやら僕は、スポンジのような果実だったらしい。
そのものには味がなく、甘い汁を染みこませてチューチュー吸うもののようだ。
僕は、あの女の子専用のおやつなのだ。
そして僕は今日も搾られた果汁に漬け込まれる。
横には待ち遠しげに目を輝かせる女の子。
僕は運命に感謝した。

ヲハリ


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